VOICE

  • ロゴデザインのお話し

    息の長いデザインを心がける

    2024.10.08 アートディレクター/
    グラフィックデザイナー/
    桑沢デザイン研究所非常勤講師 
    飯田 郁

皆さんこんにちは。
私はアートディレクター/グラフィックデザイナーの飯田郁(いいだあや)と申します。
JAGDA 静岡のVOICE ページにおける2 回目の投稿は、静岡に根を下ろしたTÁNE(ターネ)という場所のお話です。

2023 年末にオープンしたTÁNE という観葉植物のショールームのロゴをネーミングから考案しました。運営している会社の先代オーナーの
「地球を庭園にしたい」というビッグな思想のもと、現オーナーがオープンした観葉植物を販売するお店、、、さて、ネーミング&ロゴどうしよう?

めちゃくちゃリサーチします。競合他社のネーミングから、あらゆる言語の辞書から何から、気になる言葉を片っ端から調べます。
その結果、植物は「種」からはじまるということと、アイヌ語で「今」を意味するtane をかけて、、、 TÁNE(ターネ)という造語を完成させます。
これはお店に来るみなさんがわくわくを持って今から体験する生活のはじまりに相応しい言葉、もうこれしかない!と思いました。

ロゴのフォルムは丸みを持たせて、街と建物に溶け込むようなデザインを心掛けました。

私の持論で、「エクステリアにあるものをインテリアに持って来ると途端に洒落て見える。」というものがあります。例えば自転車も部屋に持ってきた途端、なんだか誇らしげに格好良さを放っていきますよね。それも壁に掛けられたらなおさらです。植物に関しても同じ原理が当てはまります、外に無造作に放たれていても自然すぎて見えないけれど、改めて限られた空間に置いてみると、ぐっと親近感が湧いて愛でることができるようになります。

そんなエクステリアなのかインテリアなのかな体験をしにターネにいらっしゃいませんか。
気持ちのいい空間のTÁNE(ターネ)、静岡市葵区城東町にオープンしています。
お越しの際は、スタッフに気軽にいろいろ聞いてみてください。限られたスペースで大型の鉢植えを使ったエクステリアデザインや、レイアウトの相談も承ります。

OPEN_HOURS
SUN / WED / THU 10:00-18:00
FRI / SAT 11:00-19:00
CLOSED MON / TUE

instagram
@tane_by_iidateien
https://www.instagram.com/tane_by_iidateien/

記事を書いた人

アートディレクター/
グラフィックデザイナー/
桑沢デザイン研究所非常勤講師
飯田 郁

web sitehttps://iidaaya.tumblr.com/

1977年静岡市生まれ
東京藝術大学美術学部デザイン科卒業
2007年-2019年ドラフト所属
企業 CI、広告、商品などのデザインを基軸として活動
主な仕事に、一保堂茶舗パッケージ、ワコール「FAiRY TiARA」、
書籍「鯖江の眼鏡」、アンダーウェア「JUBAN DO ONI」ほか
東京ADC制作者賞、静岡新聞地域広告賞、グッドデザイン賞受賞
専門学校 桑沢デザイン研究所 非常勤教員